『sabra』表紙の仲村みうがロリドルからグラドルへ幅を広げて
最近何か面白いことは無いか面白いことは無いかと街々をふらつき書店に入っては積ん読壁を増やしAmazonを開いては既に持っている写真集を被って買ってしまうように感動の少ない生活を送っておりました。
仲村みうが表紙の『sabra』をコンビニで見かけて即3冊購入。ありったけの3冊。それだけのココロオドル表紙に釣られてしまった。
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/09/25
- メディア: 雑誌
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仲村みうはちょうど3年前のデビューから既に際どい体位と気持ちスジる勢いの持つ露出感、憂いた表情を漂わせるローティーン、なんていう武器を全弾発射する実に心地いいアイドルだった。
下敷きとしては芋倉だったりミスマガジンだったりしたけれど、求められていたのは実年齢の幼さから弾き出されるエロや湿り気の豊かさだっただろう。
今号の『sabra』は違う。既存アイドルの引き出しをとにかく開けたがる『sabra』の特性が仲村みうで発揮されたのは、実年齢の「幼さ」を後付けでしか思わせない真っ直ぐなクールエロ。切れ長の目を流す表情はこれまでも魅せてきたけれど、半裸にフードを被らせるという演出がイナフなほどハマってしまった。
この仲村みうを好きだと思えるのは、実年齢を考えるとロリコンだろうけれどもそれは後付けのロリコンであって、毅然としたグラドルが表紙にしゃがみこんでいる。本編にはいつものロリドルな仲村みうがいて素敵だな、と思って。単純にロリドルを捨てたわけじゃなく、持ち幅を広げた仲村みうに歓声を。
さびしいとき。複数の書店で大量生産の全く同じ手書き風POPを見かけたとき。
複製の対極にあるはずの手書きのアウラは寂しさに直結する。でもそのPOPのコピーには結局目を惹かれる。