堀北真希 セミヌード写真集『S』
堀北真希がセミヌードという一点で話題の写真集『S』は、「オトナの○○を見せます」とか「成長した〇〇を見てください」とか言う「背伸び」感覚が大好きなファンのために編まれたような逸品であります。
セミヌードということで、当然トップレスなんかはありません。セミヌードに集中するため水着もありません。オトナはそれほど笑わないので笑顔もそれほどありません。あるのはセミヌードだけです。
素肌にYシャツだけを羽織る当然ノーブラないでたち*1のカットがメインで占める。胸元のボタンは閉じていないから、右胸と左胸の間の素肌は惜しげもなく紙面に晒される。
もともとのバストにボリュームを求められないタイプなので、胸元が開いていようがエロさはおとなしい。むしろ中性的な美しさが際立たされている。イケメンパラダイスの堀北が好きならば惹かれる雰囲気。
清純派アイドルとしての堀北のイメージからは明確に一線を画そうとしている写真集だなあ。こういう背伸び感にアイドルのドラマを想い込めてしまう。カッコいい写真集ではあるけれど、私は前作の方が遥かに好きだ!
スタイリッシュな露出にはあまり惹かれません。儀礼的セミヌードといった調子で、これからオトナの女優になるという宣言だと捉えました。
- 作者: ND CHOW:撮影
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2008/10/10
- メディア: 大型本
- 購入: 6人 クリック: 540回
- この商品を含むブログ (25件) を見る
それなら、今日売りの『週刊プレイボーイ』の方がよっぽどエロティカルヒットなのは何故だろう。写真集は一つのサクヒンとして縛られ、週プレはそんなことより表紙巻頭なんだからストレートな「オトナ」のエロスを布の合間から生々しく出したんだろう。
柔らかな生地に読み取れる乳房の感触を伝えきれた分、男性が嬉しいグラビアは週プレの方かなあ。
*1:初めて素肌Yシャツを考えた方は極めて想い溢れるスケベだと尊敬します。