ザ・キャッチャー(ネタバレ含むけど面白さには関わりなし)

とりあえず「めざにゅ〜」火曜は4時からなのでそれまで先日言ってた誰もが知ってる超有名B級ホラー「ザ・キャッチャー」を観る。この前書いたときに改めて見たいなーと思って、新宿TSUTAYA行ったんだけどさ、あそこ監督別やら俳優別やらで探しにくいのこの上ない。私みたいな映画知ったかには監督名とか主演名とかちゃんと把握してるわけ無いのでタイトルだけが唯一の頼り、でもホラーのとこにも見あたらんかったから、無いのかな。がっくり来てたら三鷹TSUTAYAで発見、うししし、やるじゃないの三鷹TSUTAYA、見直したぜ。ほくほくして即レンタル。
もちろんこの映画はキチガイキャッチャーが球場を舞台に人をぶっ殺死まくるお話。とりあえず親父にしごかれる少年時代の描写からなんだけど、親父が投げる球がやたらとヘボい。打てるかどうかは別にしても、交わせはすると思う、私でも。んで命の危険を感じたかどうだか少年は親父をぶっ殺死なんだけど、親父は「俺からは逃れられん」みたいなことをほざいてくたばっていく。
時は流れスランプ真っ只中のへっぽこキャッチャーのウォーカー君は解雇されました。するとその夜にキャッチャーマスクをかぶった男が虐殺開始。背番号の上にはウォーカーの名前。バットをもってひっぱたくはケツに刺すわで大混乱。チタンテープで人を縛るなどかなりの横暴ぶりでにやにやしながら見る。コーチはピッチングマシーンを用いて射殺。射殺というかボールで集中砲火。おいおいウォーカー君すげぇな、と思ってたら、ウォーカー君は下ネタを駆使して美人マネージャーに自らの解雇を取り下げてもらおうと必死。あれ、ウォーカー君が殺人キャッチャーじゃないの? どうやら違うらしい。
ハイパー化した殺人キャッチャー野郎は、標的をホームベースに寝かし、わざわざダイヤモンドを一周したあげくにスライディング殺。てめぇキャッチャーなんだから立場逆だろと突っ込む気すら起きない、ひたすらにやにやしながら観る。とにもかくにもぶっ殺死。そしたらついにウォーカー君と殺人キャッチャーごたーいめーん。あっさりと捕まるウォーカー君。逃げ惑う美人マネージャーの運命やいかに!?
ようやくグラウンドまで逃げたところで追いつかれる。するといきなり全員復活! みんな十字架に架けられ無残極まりない姿になりつつも各々のポジションにつく。この辺からにやにや笑いも呆れ笑いに変化、バカすぎ。アンパイヤはぶっ殺死たはずの親父さん、なぜかボールを投げることを強要される美人マネージャー、わけわかりません。手を縛られキャッチャー役のウォーカー君、お前なにやってんねん、明らかにゆるゆるに縛られてるんだけど…。
おもむろに国歌斉唱。これ君が代でやったら街宣車来るぞ。
そこで逃げりゃいいのに、ボールを投げる美人マネージャー、どうやらバカのようだ。まぁ深夜3時にキムチうどん食いながらこんなもん観てる俺のほうが5ゲーム差ぐらいつけてバカか。
そしてかなり中途半端なあたりのヒットを打たれる。ダイヤモンドを疾走する殺人キャッチャー。やっと手を抜いたウォーカー君がホームベースでクロスプレー。もみくちゃになる。そしてバットでなぐりつける、おおおかなりいい勝負だ、頑張れウォーカー君! と思ってたら、殺人キャッチャーのユニフォームにウォーカーの名前が入ってるという伏線が炸裂した。なんと美人マネージャーが間違ってウォーカーを刺してしまうのだ!! だめだこりゃ。んでいきなり殺された黒人選手の彼女がやってきて手助けに入り、殺人キャッチャーを撲殺して葬り去り、終了。
なんじゃこりゃ。改めてストーリーを書いてるだけで頭にウジが湧く。いやいやもともとウジは湧いてるようなもんだから、ウジがハエになるくらいキレたストーリー。まぁ面白いからいいか。
パッケージのコピーが、「アメリカ大リーグは最悪のシーズンを迎えた。」とのたまってるけど、そもそもこれ大リーグでもなんでもねぇだろう。ほとんどがはったりで構成されるクソバカ映画。必見。