WAGEコントライブ「ことだま」行ってきました。

メリークリスマスアダム! というわけで12月24,25,26日という破天荒な日程で行われたWAGEのライブに行ってまいりました。私が行ったのは26日の1回目。新ネタ尽くしだったみたいなので詳しいネタバレは避けてレポ。
相も変わらず客の年齢層がまんべんない。女子高生もきてりゃ白髪の紳士もご夫婦でいらっしゃる。「平成のドリフターズ」と渋谷ギャグ公開堂では言われてたけど、まさにそんな調子なのか意外におじさまおばさまの姿を多く見かける。席はほとんど埋まった。
オープニング、舞台が暗転したままメンバー登場、囚人服を着て各自ローソクを手に持つ。果たして彼らは何者なのか。以下演目だけ紹介。

  1. オーディション
  2. 落し物にご用心
  3. 超能力学園
  4. 不良少女A・B
  5. 僕のパートナー
  6. 子ネコあげます
  7. 誤解デス。。。
  8. 10秒前
  9. 聖夜の大脱走

少し前のWAGEっぽさ、従来のWAGEらしさ、そしてWAGEの新味とさまざまな要素がつまりにつまったライブだった。さまざまな材料が集結に向かって進んでいく過程を見事に演じきるWAGEはこういったライブをやらせると恐らく随一。
ちょっと妄言開始。例えば演劇は演劇の枠を破ろうと前衛に走りその枠はさんざんに破られはするが即座にそれを包み込む新たな演劇枠が形成される。「お笑い」と呼ばれるジャンルは枠そのものを持たないが自己撞着の属性を強く持つ。しかしその属性を柔軟に変化させることにより個性と呼ばれるオリジナリティを発揮できる。妄言終了。
ダンス踊ったり歌うたったり演劇っぽい演技したりといろいろとやってみる「お笑い」だけどどこか泥臭いものが多かった。でもWAGEはその泥臭さが無い。だからといってベタを捨てシュールとかナンセンスに走るってわけでもない。むしろどちらかといえばベタの流れを十二分に継承している。見せ方を変えればこれだけ味がかわるもんなのか。客として今回のライブは満足。これから更なる展開に期待。