実写版セーラームーン 第13回

おいおい! クンツァイト演技浮いてんなー。ゾイサイトのキモさとは別ベクトルの不気味さだな窪寺昭君! 時代劇がかった演技は杉本彩クインベリルと双璧で浮いてる。最初はシン君のテンションで行くのかなと思いきや、クンツァイトに変身するや否や一気におもしろキャラと化してしまいました。顔もかっこいいはかっこいいんだけど、いわゆるイケメンじゃあなくて。
つられてか渋江譲二タキシード仮面も急激に演技が向上してまいりました。セリフが多くなってから冴えてきたな。多分、明るい役やらせたら一気に開花する予感。黄川田将也元基君は相変わらずの遠いところへ話し掛けるような演技が炸裂、顔芸のできるイケメンとして重宝がられるにちがいない。
ストーリーとしては視聴者も予告やらなんやらで丸わかりの展開なんだけど、予定調和を突き破る演出(たとえば前回のセーラー服縄跳びが筆頭)で楽しませてくれる。今回はもう完全にクンツァイトの衣装勝ち。そしてアクセントのように毎回挿入される「そのころ…」的な他のメンバーのエピソードも、今回はまたまたまた巫女。
MVPは窪寺昭クンツァイト! それにしてもクンツァイト老けてんなー。最初島田雅彦系かなと思いきや意外に顔が濃くなってきました。刀の抜刀も冴え渡っております。さすが劇団所属、岡田以蔵役の経験も伊達じゃない。
沢井美優ムーンは今回は誠実に人を助けようとするいい人ぶり。ただ、バイク疾走シーンで謎の挿入歌。次回はマリオネット決定で演技の真価が問われてしまいます。それよりも謎の挿入歌。あ、やっとでました18番ムーンヒーリングエスカレーション! 相変わらずこれイントネーションおかしな技ですね、アニメの時と同じく、エスカレーションの「レー」のところで尻上がり。明らかに不可能な振り付け。そして謎の挿入歌。大丈夫か沢井美優!?
北川景子マーズは準MVP。出番は少なかったものの、すっころんだ浜千咲マーキュリーから飛び散ったお守りの山を頭からかぶるシーンは逸品。これはかわいいです。
安座間美優ジュピターは相変わらずの豪放磊落っぷり。ミーハーな面も見せれば約束をすっぽかした沢井美優ムーンへの怒りのあまりしめ縄を締めすぎるというわかりやすさ。
小松彩夏ヴィーナスは今回おやすみ。


そして我らが浜千咲マーキュリーは久しぶりの巫女で登場。ほんとにわずかの登場シーンでしたが、怒った顔も果てしないポテンシャルを感じさせられます。すばらしい!
つーか、1月10日放映分第14回の予告によると、次回は久しぶりに浜千咲マーキュリー大プッシュ確定! しかも第5回ではぐくんだ沢井美優ムーンへの友情を示す展開になりそう。予告だけでも伝わってくる迫真の演技! 代役とは言えすさまじい勢いで思いっきり岩壁にぶち当たってるし。汚れにまみれて「うさぎちゃんを返して!」、…「逃げても無駄よ!」に引き続き名言発生の予感。これは新年早々期待できます!
それにしても予告でせっかく晴れ着着てるのに、8秒だけしか流さねぇでやんの。