CMにだまされるな

バレット・モンク」、全然イメージと違ったので困った。思わず出待ちのぴあ調査に「60点」と答えてしまいました。半ば強引なストーリーやチョウ・ユンファのおっさんぶりもよかったし、若返るCGやくるくる回るアクション演出も、音楽もよかった。
んじゃ何がアレだったのかって言うと、CMじゃ「弾丸坊主! 弾丸ボーズ! ダンガンボーズ!!」と叫びまくって飛びまくって撃ちまくってジャンジャンバリバリだったからそりゃ興奮してスクリーンにかじりつくわけなんだけど、アクションシーンすくねぇー!!
CMで2丁拳銃ぶっぱなしてたからすっげー半勃起しかねんテンションで行ったのに、結局CMで使われたシーンだけしか銃撃僧はなし。2丁拳銃のチベット僧っていう夢のような組み合わせを期待したのに! リベリオンの再来を期待してたんだよ、GUN−KATAの再来を!
まぁ映画自体はつまらんことはなかったっすよ、別に飽きるところもなかったし。だけど、他のお客さんも結構ガンアクションを期待してたところもあったんだと思う、マガジンを蹴っ飛ばして攻撃するアクションにはゲラゲラ笑ってたのに、後半はすっげーテンション下がってんだもん。
予告では宮崎駿スタジオジブリの「ハウルの動く城」が。魔術師が自分を化け物と化して闘うのが設定時代のやり方らしいんだけど、そこに量産型エヴァンゲリオンにやたら似たやつが出てくんだ、かっこいい…。城も不気味にうごめてます。
他は「ビッグ・フィッシュ」が面白そう。コピーが「人生はまるでお伽ばなし」みたいな感じで、SFヒューマンドラマなんだけど、ヒューマンには似つかわしくないストップモーションイカス! 飛び散ったポップコーンをかき分けて突き進む!
そして「天地英雄」(ヘブン・アンド・アース)! 中井貴一…どころじゃなくビッキー・チャオが見どころ! めっちゃ可愛く仕上がってます。チャン・ツィイーが映画じゃ可愛くて記者会見とかはごてごてして駄目なのと同じように、東京国際映画祭でのビッキーだけで判断しちゃ駄目だ。