言葉とコトバのはざまで

今日、文学部のひとたちと話す機会があって思いがけず芥川賞の話題が出て、そっから日本文学の話に突入した。読書離れってホントっすか?
私よりかは現代日本文学を読んでる人たちなんで私はうなずくばかり。そこで気付いたことがあるんだ。当たり前のことかもしれないけれど、その本とか小説について語る言葉がとっても日常的だってことだ。比べると、書評はどんだけむずかしめの言葉で語られているのだろうか、さらにはいわゆる評論とまでになると日常性なんかどっかいっちゃってる*1
もちろんそれらが難解だって思わされるのは、評論用語とくにポストモダンから生き続ける言説だけじゃなくて、アニメ文脈とかも含むんだけど、意図的にしろ結果的にしろ読者を選びすぎているような印象を受ける。そういう人たちに読書離れとか言われても困っちまう。それとも読者を選ばずに一般的なコトバで評論することって無理なんですか?

*1:もちろん書評や評論すべてがそうじゃない