「たけし軍団解散記念!!朝まで暴走!最後の大バカ運動会」

たけし軍団というのは、当節の「ベタ」ではない、別流の「ベタ」の雰囲気を持つ。
ナイナイとかが27時間テレビ深夜に野球拳をやるようなベタではなく、ダチョウ倶楽部が見え見えの罠に飛び込んで持ち前のギャグの披露へとコンボをつなげるベタでもない。過剰だけど安っぽいメイクや衣装とかたけし軍団臭い。不快な臭いではない。昭和のもうひとつのかたちがここにある。
トーク部で、若槻千夏の対一般若手芸人用の絡みトークが浮いてしまうような雰囲気だ。彼女のスカートの中がちらちらして仕事になりません。
警察犬の追われる100メートル走や、短距離でのスターティングブロックがアイロンで熱さに耐え切れずフライングしたら負けそれだけの設定で引っ張るトライアスロンなど素敵な企画が目白押し。流行のものはとりあえずパロるという姿勢(しかもやや時代遅れと化してしまう)も見逃せない。ヨン様ジャイアントスイング
さて、セクシー綱引き。レースクイーンやランジェリー姿の女性のブララにせんたくばさみを設置し、他方を自らの顔面に装着する。引っ張る。乳首が見える。モザイク。だめだこりゃ。
とりあえずビートたけしアテネ男子マラソンを妨害した野郎の衣装で登場したことに光がみえる。