電車男 オチバレ

気に入らない締め方が三連発で苦しかった。

それぞれの旅立ち!
スレで電車男を応援していたそれぞれも新たな一歩を踏み出す。
夢オチ
結局は、ょぅι゛ょの定期を拾うシーンに戻る。夢、というわけではないけれど、ばんざーいナシヨ、ってなオチ。それぞれの旅立ちは何だったんだ! 俺たちにはしょせん、旅立つことも許されないのか! 夢物語か!
7月開始の連続ドラマへの布石
エンドロール後に連ドラ版エルメス伊東美咲が登場。ドラマ版のオープニング。

二人は結ばれました、ハッピー! はいいんだ。そのあとに続くこの3連発がキツイよ。


書籍版の感想として見かけるのが「エルメスは嫌な女」というもの。文章だけだと私の経験及び実力不足でそこまで嫌な感じは受けなかったのだけれど、劇場版だと実に余裕満天でとりつきにくい印象でした。中谷美紀がキレイな分、さらに引き立った。
世間からみた「オタク」のイメージをなぞった、わかりやすい展開にはなっている。上映時間も中だるみ無くすいすい感じられた。ホームに立って演劇風味になる後半のシーンはクドいか。
山田孝之の「マターリしてて、もちつきますね」もごく自然でキレイだった。「オタク」演技もかなり上手い。ビジュアルじゃなくて、手足に言動に現れる「オタク」。「普段」着の「オタク」。
一般的な目線で見たときに、うじうじすんじゃねーよ、とか、キモイこと口走ってんじゃねーよ、とか、自分探しかよどこの自己啓発セミナーか、とかいった反感は生まれそうな気はする。でも、ここに心惹かれる人もいそうだ。従来の映画に惹かれない人でもこれならば、という可能性はもっているだろう。
ただ、専ブラ使えよ_| ̄|○
そういえば「_| ̄|○」が表示される時に、「_」→「|」→「 ̄」→「|」→「○」って表示されたのだけど、「_| ̄|○」って辞書登録するもんじゃないのか。


ま、なによりも中谷美紀による「おかわりキボン」が聞けたのが嬉しい。こういう小さな幸せに心酔える人生もいいじゃないか。