奇跡のジャケット高橋愛

表紙は写真集の命だ。
写真集は書店で見かけて、ホイと買うというパターンが主流ではない、と思う。ホイと買ってしまうことがよくあるので、その辺りを曖昧にせざるを得ないんだけども、多分、誰々の写真集を買うぞ! と気合入れて書店に行って買うなりネット書店で通販したりってのがスタンダードなんじゃないだろうか。
それでも、表紙は写真集の命だ。
少なくとも写真集をジャケ買いするという衝動は否定できず、むしろ肯定してし過ぎることはない。また、買おうと思っていた写真集を書店でいざ目にしたときに、表紙が至らないものであった場合は買うのを止めてしまうこともある。もちろんナイスな表紙の場合は二冊三冊と衝動買いすることもある。閲覧する時はカバーを外すことが多いけれども、たまにカバー並びに表紙そのものも傷んでしまうし。
というわけで、表紙は写真集の命だ。


モーニング娘。6期メンの写真集がある。

ハロハロ!モーニング娘。6期メンバー写真集 道重さゆみ・亀井絵里・田中れいな

ハロハロ!モーニング娘。6期メンバー写真集 道重さゆみ・亀井絵里・田中れいな

この写真集を書店で見かけたときの衝撃はあまりに深すぎた。そのときの思いははてなダイアリーに示していた。[id:siken:20030716#p2]
ジャケ買いしてしまう写真集は数多くあるが、手に取ったままレジへ向かったのはそれが初めてだった。


そしてこれが二回目。高橋愛の最新写真集『19』が先月末発売された。

高橋愛写真集(DVD付)「19」

高橋愛写真集(DVD付)「19」

正直、ハロプロの写真集は、石川、紺野、後藤、は無条件に買うとして、それ以外は静観しようと考えていた。けれども、書店で平積みされたこの写真集と目が合って、即購入。意図的に、というのがはっきりと明示された、アダルト感の噴出による子供っぽさの隠蔽。「19」を表すにはベタに過ぎるけれども、ベタは過ぎると突き抜ける。その好例。
テレビなどでのキャラ付けに興味が無い、グラビア専門のハロプロファンとなってしまった身には、この写真集の、特に表紙のポテンシャルに魅せられ込んだ。石川・後藤が抜けた後のグラビアリーダーは文句無く高橋愛が務めきっている。『愛ごころ』の時は半信半疑だった成長の度合いが、見事に結晶化。
顔のゆがみをシャープに捉えたフォトも見事です。ただ、ちょっと表紙のインパクトに対して内容が大人しい。大人らしさを演出して、危なっかしさという高橋の魅力が薄められている気がします。DVDでの動画も笑顔の傾け方が気にかかる。ヒップサービスの控え方も。これはこれからのグラビア成長がさらに見込めるという好材料ね。ビルドゥングスロマンとしてのモー娘。の集大成になるのか。


あ、あと、裏表紙も結構重要かも。手にとって裏返して、うん、レジへ。
3月発売の後藤真希アロハロ2にも期待ね、ハロプロ
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