山崎真実のグラビア魂

『SPA!』の「グラビアン魂」は、先週号にてグラビアの紙質について言及してくれて、だからといって各誌ともに改善できるものでもないだろうし、でもその心意気には共感する。
今週号はヤンマガ以外への露出増加でグラマラスさが研ぎ澄まされてきた山崎真実。
アヒル口、とがった唇を持つアイドルの弱点として、口を閉じると鼻の下が長く見えてしまうというものがある。今回の3カット目がそれに当たるが、佐藤寛子系のポジティブな顔の長さがかえってバランスをとっている。スキはスキとして見せるけれども、ネガティブなイメージへとは引っ張っていかない。
体全体を薄く覆う肉感も、スキではなく魅力だと大っぴらに言えるグラビア時代に台頭できたことで、ポジティブ。全身全てのパーツを魅力として売り出せるあまりに器用貧乏なグラドルになってしまわないかだけが心配。
みうらじゅんの言うように、グラビアアイドルは通過点、ではあっても、観ているファン、読者にとってはその「グラビアアイドル」が勝負なんだ。