綿矢りさのTシャツ写真『文學界』
『文學界』2月号の特集「東アジア文学フォーラムの収穫」の中で、インタビューの答えている綿矢りさのポートレートが季節感を好意的に無視して白Tシャツという嬉しさ。ありがとうございます。
「文藝春秋|雑誌|文學界_1901」
顔もやや痩せたように見受けます。数センチ角の、しかもモノクロのポートレート1カットのために文学誌を買うのも乙であります。
それよりも、今月号の文学誌で一番心惹かれたのが、『すばる』の古井由吉のエッセイ「招魂としての読書」。
古井由吉×読書というエッセンスだけでも鼻血を垂らしながら即購入。冒頭で、一般的に言う「読書家」が作品の内容をちゃんと覚えている人を指すならば自分はそうじゃないよってなことを述べており、まさに震えました。僭越ながら私もそうで、主人公のフルネームはほぼ覚えていない。
「集英社 ― SHUEISHA ―」 集英社公式2月号目次
中高生時代に補修時間や昼休みに放送室で本を読むのが好きで、でも名作とレッテル貼られている作品の、あらすじはもちろん主人公の名前さえ忘れている始末、ホントに趣味は読書なの? と訝しがられること限りなし。でも、読書は知識のためだけじゃありませんよね! ありがとう古井由吉!
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