That's CHICAGO!

まぁ映画ってカテゴリは作ってないんだけど、とりあえずこれからも映画のこと書くかも知れんから試験的に入れてみる。
「シカゴ」はロブ・マーシャルが監督をし、レニー・ゼルウィガーキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、そしてリチャード・ギアが出演の…、とかいう説明はいらん、とにかくレニーだよ、レニー・ゼルウィガーだよ!!
私がレニー・ゼルウィガーを好きだっつったら、あんなデブどこがいいんだよと罵られた。てめぇ「ブリジット・ジョーンズの日記」だけしか観てねぇだろ! あの映画でちゃんと10キロ増やしてきたんだよ、そんじょそこらに転がってる女優魂? 何それ。レニーはストリップとかで修行兼金稼ぎをしながらハリウッドスターの座を射止めたんだ、それを捕まえてデブの一言で片付けんじゃないよ! ストリップつうか、ショウタイムお客さんの前で服を脱ぐ職業だったんだけど、そこでどう見せればお客が喜ぶかってことを学んだらしい。ただ単に服を脱ぐだけだったら俺にもできるし、うちのおかんにもできる。大切なのはビジュアルプレゼンテーションですよ、みなさん。どう見られてるかってことを意識して見せていかないと。その点レニーは修行の成果あってかかなり汚れた演技を見せた、もちろん戦略的に。でも「シカゴ」じゃハイパー化したゼタ=ジョーンズに食われ……いやいやいい勝負だった!
この映画は当然のことながらレニーだけがすんごいわけじゃない。ゼタ=ジョーンズはハイパー化して神がかってたし、リチャード・ギアもまだまだ健在だ。脇役王ジョン・C・ライリーもとんでもないクソ駄目甲斐性無し旦那を演じきりやがったし、クイーン・ラティファ、ルーシー・リュ−、テイ・ディッグズもそれぞれ抜群の存在感でキャラ立ちまくりの2時間。
それでも俺にとっちゃこの映画はレニーに尽きるの。そりゃ確かにペチャパイかも知れんよ(マリリン・モンローばりのラメドレス着たとき胸無さ過ぎとの一般意見)、しかしそんなことは関係なーい! やったらチャーミングじゃないですかこの顔! 一見おばさんだけど、そりゃメイクの問題で、それを突き抜けてまでのかわいらしさが滲みでてる。こういう顔が大好きなのだ。とくにリチャード・ギアに腹話術されるところ。あそこのチャプターだけは20回とも言わず30回観ても飽きないな。あーいうことされても可愛さは炸裂して止みませんなレニー・ゼルウィガー
そりゃ原作が素晴らしいことは言うまで無いけど、一応言っておく、原作が素晴らしい。んでミュージカルも観に行きました。ミュージカルの方がオリジナルなんだけどわたしゃ映画から入ったから、ミュージカルも映画の異本として観てしまう。映画版でリチャード・ギアがやってた弁護士ビリー・フリン役を黒人さん(テイ・ディッグズ?)がやってて、1920年代のアメリカって黒人弁護士が大人気ってことあんのか? と疑問は湧いてつきなかったけどすばらしいできだったと思う。でも日本人ってああいう場は苦手なのかな。それとも映画版から来て、ミュージカル慣れした人がほとんどいてなかったのかも知れないけど、どうもノリ切れない感じが漂ってた。でもカーテンコール(ミュージカルもそう言うのか?)やエンディングはずっと手拍子しまくりだったし、エンターテイメントはある程度万国共通なんですね。