どくしょかんそう文

いやあ〜よかったヨカッタってゼンゼンよかねェー!」の『蹴りたい背中』感想文を読んで、そーだよなー世の中の感想文ってあらすじ並べ立てるか評論になっちゃってんかどっちかやなーほとんど、と思った。普段読書してて思うのは共感とツッコミと意外性の3つが主だろー、おまえらは粗筋しか読んでへんのかい、あほ、とか言ってたらどうやら私の方があほらしい、それが日本文学だって。文学だって。ふーん。
模範的読書感想文の書き方って、要は「NHK青春メッセージ」(旧「青年の主張」)に無理やり本の内容を絡めりゃいいんであって、だいいち小説読んでなんちゃら自分の人生考え直すのは変態だよ変態。とくに日本文学なんてダメ人間私小説なんだからさー。そんなやつらの話を読んで、反面教師ならわかるけどよー。あ、課題図書にはそんな本は無いのか、もっと前向きなやつらばかり出てくるのか。
やっぱ読んで面白いと思ったところを、どーしておもろいのか説明しようと頑張るのが大切なんだって。共感おぼえたとこをどうして共感したのか(教訓エピソードを自分の体験で重ねる王道感想文、これを自滅的私小説でやると先生に怒られる)、おかしなところ笑いどころにツッコミを入れる、それが大事だと思うんだけどなぁ。