実写版「美少女戦士セーラームーン」第22回 いるか

ゴーストマーキュリー…、じゃない、ダークマーキュリーの話はまだまだ引っ張るのか!? そうか、セーラー戦士が目覚めるためのツールなわけね。
沢井美優セーラームーンが屋上でひとりで昼ご飯を食べる構成はすばらしい。うまく設定を活かした好例。ルナとアルテミスも過剰にうごめいてたし。
今回もまた浜千咲マーキュリー改め、黒千咲ダーキュリーに尽きる。さすがに杉本彩クインベリルと対峙したら差はあるけれども、気圧されじと気張る姿はすばらしい。この人は言葉の末尾は異常にうまいけれども、出だしがどうも空回りして聞こえる。
ただ、表情を含めた演技はダントツで伸びた。沢井美優はもともと吹っ切れている感があったから別にして、北川景子マーズも何だか最近怯える驚く表情ばっかりだし、こうなったらいったん全員ダーク化して演技の幅を広げる作戦に出るのも…、ストーリーは破綻しそうだけど。
メリーゴーランドで回ってくる水野亜美はグラビアモードの浜千咲。このすさまじいポテンシャルはどうだ! さすが舞原監督!
クンツァイトも十二分にキモさを増してまいりました、窪寺昭! カッコよすぎ! 過剰演技すれすれの語調でクインベリルが浮くのを抑えている重要な立ち位置。
そして! ついにゾイサイト復活! いいぞ、復活初回からキモいぞ、ゾイサイト! でもなんだか前世の記憶取戻しがちなのが残念。クンツァイトとぶつかる路線だからキモい四天王対決も見れるかもしれない。ハキハキ喋ろうと頑張るジェダイト星明子モードになってきたしネフライトは出番ないし、この二人は…。
これまでのんきだったセーラー戦士の絶望がいい感じに現れてる。ヴィーナスだけはわざとやってるってのもはっきりわかるように演出されてて、描き分けもうまくいっている。次回予告だと北川景子マ―ズが啓発される話のようだし、これからはしばらくマスターエンディミオンも含めての目覚めシリーズが続くんだろう。あ、そうそう、いつからマーズってリーダーになったのだろう。
しかし、地場衛は嫁さんの親の会社に就職できて恐らくバイトもしてなくて学費も嫁の親に出してもらってるだろうし、これはなんとすばらしい描写だろう。イケメン万歳、イェイ! 私の周りの無職たちが地面を踏み鳴らしています。
中学生日記」や「さわやか3くみ」系列のすべての問題(主に人間関係)は、クインメタリアの力で解決するようだ。河辺千恵子なるの「またコンビニ?」って発言は、ホントに操られてるのか疑問でならない。バカにされてんじゃん。
次回はコミカルストーリーなのか。「マーズれいこ」というハイパーキャラ化する北川景子に括目。

黒千咲こと水野悪美ことダークマーキュリーことダーキュリーことゴーストマーキュリー全発言(第22話)

  • 「覚えてるわ! セーラームーン、セーラーマーズ、セーラージュピター。あななたちを倒して、私はもっと強くなる!」
  • 「昨日まで楽しかったわ。さようなら、私のともだち…」
  • 「無理かどうか、私がセーラー戦士を倒したときに判断していただけますか」
  • クンツァイト、私は生まれ変わったかもしれないけど、だれかの部下になったつもりはないわ。覚えておいて」
  • 「おはよう、月野さん。学校は休みたくないから、ちょっと居心地よくさせてもらったの」
  • 「学校で戦う気はないけど、油断はしないでね」
  • 「月野さん!」
  • 「私の相手をしてもらえる?」
  • 「ダークパワー、メイクアップ!」
  • 「どこを見てるの? 月野さんの相手は、私でしょ?」
  • 「プリンセスが相手をしてくれるなら、光栄だわ」
  • 「どうぞ。…できるなら」
  • 「プリンセスがこんなに弱かったなんて」
  • 「最後の演説はそれでおしまい?」