「永井豪ワールド まぼろしパンティVSへんちんポコイダー」レイトショーレポート

これはくだらない映画だったぜ! 
5月12日(水)の回に視聴。
上映10分前の22:50ほどにアップリンク・ファクトリーに到着。客席でははやくもハイネケンならびに明らかな酒を片手にゴキゲンな方が多数、これは期待できそうだ。私も即ハイネケンを手にする。客席は40〜50ぐらい出せていたのか、ぼちぼちと埋まっていく。年齢層はやや高し。
時間になると、脚本ならびに司会を務める右田昌万氏が登場。監督の河崎実大先生と出演した北川絵美をコールする。挨拶予定だった三葉あいは「諸事情」のために登場せず、そのアナウンスのときに客席で笑い、出演者が欠席をしたことに笑いが起こるという幸せな空間。いや、会いたかった、惜しい。
北川絵美嬢はチャイナドレスを基調としたあでやかな衣装。花束を渡されるなど基本的にゴキゲンでトークも滑らか過ぎてやや長め、とくに告知のときには自らの主演作のアピールを繰り広げた。
その一方で、河崎実氏はマイペースに自作映画のくだらなさを展開、「駄菓子映画」、「キューティーハニーデビルマンの隙を突いた作品」とやる。
上映開始。ストーリーは、

名門クライム学園がエロテロリスト*1に狙われた! 阻止するために立ち上がったのが藤寿々美。正体と羞恥心を隠すために顔をパンティで覆って登場だ! しかしそれが最も恥ずかしい姿になることとなる! その名も「まぼろしパンティ」!
数々の爆弾エロを阻止する中、変珍太という男子生徒が彼女の行く手を阻む。彼はなんと「へんちんポコイダー」だったのだ! 変チン!
まぼろしパンティとへんちんポコイダーの闘いの行方は!? そしてクライム学園をオナニーのどん底に叩き落さんとする黒幕との決着は!?

と、7月22日にビデオ&DVDが出るらしいので、後半の内容については触れることができない! そして作中に振舞われた小ネタたちも是非DVDで目の当たりにしていただきたいと思う!
とりあえず「ビッグ・フィッシュ」より上。もし「北京原人」が悪意を持って作られたならばこの作品に及ぶこともあろうが、そんなことはなかった今、この映画にまさるバカ映画はどこにもない!
なんとちんちんを回転させるという破天荒な変身アクションも見事に表現され銀幕に映し出されているのだ! そして弾ける女子高生の制服たち…。
小森未来の軟体を活かしたスーパーアクションや、あご勇アゴを生かした一大スペクタクル! そして永井豪の登場…。
主題歌やオープニングもなんと二人分ちゃんと作りこまれていてくだらなさが倍増! 風野舞子も可愛すぎます。可愛すぎるんです。
なにより、客席からあふれ出る、「ばかだなー」という嘲笑! これだけ意図的に嘲笑を誘える映画がかつてあっただろうか。意図せずして嘲笑を受けた駄作は限りなくあろうとも、バカを目指してバカを達成したバカ映画はこのバカ以外にないのではないか!?
そしてこの映画の上映中、私は股間が膨らんだのである! これでますます「いかレスラー」に対して期待が膨らむ。風野舞子さん、早めに俺と結婚してください。