キューティーハニーと下妻物語

公開初土日のランキングでは、下妻は「クリムゾン・リバー2」に続いて4位、ハニーは7位。大ズッコケでもなくかといって成功と言えるかとなったらそうでもなく…。ちなみに1位は「世界の中心で、愛をさけぶ」。
ハニーも下妻も、括り方としてみればアイドル映画なのだろうか。私には「世界の中心で〜」も長澤まさみを中心としたアイドル映画なのですが、ベストセラーの力は果てしなく、アイドル映画らしからぬ一般ウケでもしているようだ。
この映画の共通点はクサさを真正面から取り扱っていることだろう。洋画ならば洋画というだけで異化でもされてんだろうけど、邦画ならそのド直球のクサさをごまかすためか様々な見せ方がとられる。
ハニーはアニメ調でクサさを異化し、下妻はヤンキー語調によるクサさの正当化を行い、そして世界の中心で〜ではそれをそんまま出すことによってカップル用感動作としての様相を強く持った。それがこの興行成績差の一因となっていると考えてもいいだろう。