情報ソースって

小6・中1女児のインターネット利用者、「自分のHPを持っている」が69%」という調査結果を「iMiネット」という団体が発表し、各メディアに取り上げられた。(cf ニッカンスポーツ
まぁここでいう「ホームページ」という概念が定義されていないから調査としては不十分だろう。それこそホームページにも千差万別、それを十把ひとからげにする態度は気に食わない。
また、

【調査概要1】 
(1)調査テーマ 小学6年・中学1年の女児の意識とインターネット利用について
(2)調査期間 2004年6月8日(火)〜10日(木)(3日間)
(3)調査対象 iMiメンバーの中から、12,13才の女子を抽出し、webアンケートで回答を回収
(4)有効回答数 94件
(5)結果概要

【調査概要2】 
(1)調査テーマ <保護者対象>小学6年生女児のインターネット利用について
(2)調査期間 2004年6月8日(火)〜10日(木)(3日間)
(3)調査対象 iMiメンバーの中から、小学6年生の女児を持つ親を抽出し、webアンケートで回答を回収
(4)有効回答数 111件
(5)結果概要

とあるが、「iMiメンバー」という調査対象にも問題があるのではないか。これはインターネットユーザーから無作為に選ばれたわけではなく、「iMiネット」に登録した人から選んだ調査であるからだ。「iMiネット」とはメアド登録により調査依頼をうけ、回答して得たポイントを金券などに換えられるシステムである。そんなに能動的にネットへかかわっている人を対象に「ホームページもってる?」なんて調査をしたら、一般ユーザーよりも少なからず多めに結果がでることは予想されやしないか。