やっぱり君が好き

NHK杯準優勝か、すげー。http://fbc.sub.jp/yappari/ 「かなしいわびしい日記」より
朝、甲子園待ちのねぼけまなこで本放送をみた。NHKがやたらおたくに興味を示す一連のながれの、ひとつの上がりだろうと考えられる。作ったほうに審査員がうまく踊らされた印象。さすがハイレベルな千葉の高校放送部(委員会)、大学も千葉は手の込んだもの作るんだよなぁ。
しっかりした作りに、審査員が好みそうな「問題意識」(ここでは「おたく」)、見せ方の勝利。
ファイナルカットプロやプレミアやメディアプロの登場以来、っていうかノンリニア編集が高校の放送部クラスにまで降りてきた時代(それは私が現役だった1997年あたりから)になって、急激に作品の質が上がった。基本的にダビングで行う従来の編集と段違いに画質が保てるのが大きいし、何より楽。上のサイトによるといまだにS-VHS提出だってのがわけわからん。そりゃ愚痴りたくなるわな。
この作品は、審査員だけじゃなくて、おたくの興味までも引きそうなところがすごい。ふつー、こういう作品を作ったときはどちらかへの偏重がみられるんだけど、ステレオタイプな「おたく」像とまっとうな展開でもって審査員に、妙な作りこみをもっておたく層(甘い甘いと半ば嬉しそうに言う調子で)に、興味を与えうる斬新なものの登場に感動すらおぼえる。大学の映像制作とか学生映画にくらべて格段に「見せる」ことが(結果的に)意識して作られていることに括目。
NHK教育で再放送が8月28日の2:00〜3:30