パラテクストの誘惑

書籍や雑誌だけじゃなく、ウェブサイトでももちろんタイトルやプロフィールは見逃せるものではない。情報へのアクセスの仕方が局地的(たとえば検索でサイトのどっかのページにひっかかりそこに直接来る)なために、タイトルやプロフィールがアクセスへのとっかかりとなるわけじゃないけれども、それでもテクスト周辺の情報は書籍よりも段違いにこすり付けられる傾向が高く、つまり半ば自主的につくっている以上、自己言及性が高くなるのは必然なのかもしれないけど、ウェブにおけるパラテクストの受容のされかたはもっと研究されてもいいのに。