石坂ちなみはなぜ股を開くか

ファースト写真集とほぼ同時に発売されたヤングジャンプで表紙巻頭を飾る石坂ちなみ、その内容は、局部を強調したポージング、とってつけたようなメガネ、ボクサーブリーフなどの柔らかな生地の下着カット、パンチラ風、とこれまでとってきた積極的なエロ路線が順調に披露されるものとなった。
アグレッシブなエロを魅せてくる「セクシー系」のグラドルと違い、またアカルイハダカやスマート系おされヌードに代表されるポジティブなエロとも違う。いわばアクティブなエロを石坂ちなみは展開している。どうだエロいだろ勃て! とエロを突きつけてくるアグレッシブなエロや、エロの攻め受けの関係をを無化したかのようなポジティブなエロと異なり、石坂ちなみのエロはどこまでも受身で自ら攻めていくことはしない。ただひたすら待ちに徹するエロだ。
積極的なエロポージングやコスチューム、シチュエーション選びも、まったく攻めてくる様子はない。とにかく誘う。誘惑、というと杉本彩女王のようなセクシーエロスの専売特許のように語られてきたが、ありゃ誘ってるようにみえて自分から攻めていっている。エロ菓子たちのにこにこしながらパンツ見せて、ってなのも同じく攻めの姿勢だ。とはいえ清楚系や清純派が持ち味にするエロは受容者の勝手、みたいな完全な待ちの姿勢でもない。エサは完全に巻ききって準備万端に待つエロが石坂ちなみにはみられる。あからさまなやらされている感を漂わせることも忘れてはならない。


でも私にはちなみんの中級者のガイルのような待ちの姿勢がどうも肌に合わなくなったようだ。そこが彼女の魅力なのだけど。ベタとは違うが、あからさまなエロを好きになれないのかもしれない。


あ、センターカラーの松山まみはもっと陰影出さずに顔を撮ったほうがかわいいのかなあ。