綿矢りさの新作書き下ろし

本日付発売の河出文庫版『インストール』に書き下ろし短編『You can keep it.』が収録されます。

インストール (河出文庫)

インストール (河出文庫)

文庫版解説は高橋源一郎。4年越しの文庫化となりました。綿矢りさとしての新作発表も『蹴りたい背中』以来2年2ヶ月ぶり。
意図的な饗応夫人? いやいやまさか。饗応は攻めにはそぐわない。安易に想像されうる攻めの饗応のツケに作られる「小さな丸」、先に待つのは地獄よ、綿矢さん、んな酷な。


なんでも河出文庫は装丁リニューアルのようで、「生まれ変わった河出文庫」を強くアピールしています。
http://www.kawade.co.jp/bunko25/index.html
なんだか文春文庫みたいね。講談社現代新書の装丁リニューアルは背表紙がチカチカして直感的な棚読みが難しくなった。直感だよ、逃がした魚は大きいぞ!
にしてもこの発刊ラインナップがおいしすぎる。ブラッドベリ塵よりよみがえり (河出文庫)』、リリー・フランキー美女と野球 (河出文庫)』、中村航リレキショ (河出文庫)』、角田光代東京ゲスト・ハウス』などなど。ブラッドベリは抑えたいなあ。11月のラインナップもすてきだな。
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