川上未映子のジャケ買いで「アエラ」

今号の「アエラ」の表紙が川上未映子で、アエラの場合は表紙+1ページインタビューで、グラビアなんか期待しちゃ駄目だと分かっていながらも、即購入。
ソフトに開いた胸元もさることながら、むしろ気味よさげな含笑に心踊る。
椎名林檎だと鋭過ぎて、YUKIだとべったり強過ぎて、じゃあミムラかとなったら露出が減った。そんな立ち位置に敢然と登場の川上未映子。作家という特異属性が引っ張ってくるメディアの広さも、グラビア好きの世界観を広げる素敵な効能を併せ持つ。なんて楽天的な、という訳でもなく、私も可愛い子がいるジャンルには興味が行くし消費も回る。
表紙買いするときには、この1カットに雑誌の値段分を負わせるのかという自己了解に、その瞬間にしろ後々にしろ頭を持って行かれるが、今回の川上未映子1カットに360円は納得済で支払った。半端に肌露出の期待を漂わせた割に服をしっかり着させられていた「早稲田文学」よりかはポジティブに腑に落ちる。

早稲田文学1

早稲田文学1

ロブ=グリエの追悼号だから、そっち目当てでも買っちゃいました。