やがて哀しき卒業文集

世の中について、功も成さねば罪も犯さないよう心に決めている。
決まり事のように暴かれる「卒業文集」。どんな罰よりも心苦しい。


自分の昔の文章は読み返すことに照れと恥ずかしさがある。
ましてや他人に読まれる可能性を自ら残していることには自意識過剰に震えてしまう。
それでも、その当時の意識や感覚、考え方を可読なかたちで残していることは、自分の価値基準を噛み締める意味で素敵だし、他人に読まれることへのマゾい快感もそりゃあある。


ブログやSNSの普及によって、自分の過去の文章がより残りやすくなった。
他人の目に触れるかたちで残りやすくなった。
素敵だな、と思って。


はてなにアップしている最も古い文章は、2000年6月6日に書いたもの。9年前の文章がたやすくレファランス、怖いなあ。
そして、人は人の昔の文章をけっこう読んでいる、私の昔の文章は読まれている、という心がけだけは忘れないようにしている。
ゾクゾクしますね、ふふふ。