モー娘。パソコン

いつかでるだろうと思っていた「モー娘。パソコン」が発売されることとなった。恐らく、個人製作としては存在していただろう「モー娘。パソコン」だが、今回晴れて公式発売とあいなった。
もちろん興味が無いわけでなく、期待してその記事を読んだのだが、どうも、うん、これはどうか、と思ってしまう出来であった。

外観
何は無くともその外観であるが、まずはとりあえず、見てもらいたい。

http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/02/13/24l.jpg
…どうであろうか。何だか、とりあえず貼り付けました、という印象をぬぐえない。ディスプレイ裏の装飾に比べ、他の部分の無機質さがどうも不愉快だ。しかもこのパソコンのための…という感じは全く無く、単なる個人写真を構成しただけという疑念を持ってしまう。

  • スペック
    • CPU…モバイルCeleron650MHz
    • メモリ…256MB
    • HDD…30GB
    • CD-R/RWドライブ
    • OS…Windows XP Home Edition

これで19万6,000円は高すぎやしないだろうか。しかも、店頭販売は一切しない、通販限定である。だからディスカウントも見込めない。
ちなみにビックカメラで同じ19万6,000円で買えるモデルでは、CPUも1000MHz近く、DVD-ROMも標準内臓されている。と言うより、そもそもこの「モー娘。パソコン」と同じ機種は17万円前後で取り扱われている。

特典
ということは、ここが充実していないと埒があかないのだが、外観のデザイン,スクリーンセイバ,アイコン,ポインタ,サウンドモーニング娘。が使われ、また、モーニング娘。が過去に出演した、以下の二つが搭載されているらしい。

これくらいなら、ちょっと時間をかければ個人レベルでもどうにかなるだろう。また、付属として「リーダーである飯田圭織のサイン入りオフィシャルモデル公認書(シリアルナンバー入り)と、パソコン本体を収納する、布製のソフトケースが用意される」ということだ。これはちょっと偽造しにくいので、つまるところ、実質の特典はこの辺りだけになってしまう。
つまるところ、あまり実用的でもなく、リーズナブルでもなく、素晴らしい特典がついているわけでもない。ただ「モー娘。パソコン」という名前だけに価値があるのだ。
んで、その「価値」に私は騙されそうである。