実写版セーラームーン… 第5話

いやぁ、今回は水野亜美マーキュリーこと、浜千咲嬢大プッシュの回でございました! とんでもないポテンシャルをのぞかせてくれます。
まずオープニングから寝起き! バカのハートをがっちり掴むには強烈過ぎる! 体調悪くとも一発で目がさめるバカ。
メガネをかけてさぁ出陣だ…っと、いきなり目の前に水溜りが! よーし私とびこしちゃうぞー! っとばかりに大ジャンプして笑顔。テンション高過ぎ。しかしラジオから街角インタビューから伏線はりまくり露骨過ぎ。そして吉祥寺のカラ館…じゃなくってカラオケ「クラウン」に。受付のおにーさんに不安を爆発させます。すっげー情緒不安定に見えるんですけど…。そこからオープニングテーマに。オープニングの浜千咲嬢ちょっと顔違うくないか?
ひとりで待ちぼうけする浜千咲嬢。あんなカラオケルームいくらかかるんだ? 魚民のカラオケルームの方が落ち着けそうだな。
沢井美優むーんに話し掛けるチャンスをひたすらさぐる浜千咲嬢。困った時に浮かべる笑顔なら芸能界一か。「さん」付けで呼ぶ水野亜美月野うさぎ「友達じゃないみたい」と強烈発言、そりゃ落ち込むわ。
そして当時工事中で屋根の無かったアーケード吉祥寺サンロードのDORAMA館…じゃなかった、そこでながれる映像がいきなり自分をいじめる沢井美優に変換。「気にしすぎ…」と自分を諌めるけど、たしかに考えすぎ。んで、BOOKSルーエでJ・Pトンプソン著『本当の友達になれる本』を発見だ! そして即購入だ! すっごいけなげ。こういうのにパパ弱い。屋上で一人おにぎりをほおばるシーンがインサートされたり、パパのこころをくすぐる演出! さぁ、明日からこころを入れ替えなければ友達が友達じゃなくなってしまう!
切羽詰った浜千咲嬢は一念発起! 靴箱で沢井美優ムーンに思い切って「うさぎ!」と呼び捨てで声をかける! 「お、おはよう!」 必死にどもりながら声をかける演技炸裂! それよりも作り笑顔がゴージャス過ぎる! さすが特技が「カメラの前でにっこりわらえるところ」なだけはある。これだけ完成された作り笑いはみたことが無い。すごい! かわいい! 誉め言葉が尽きない! それぐらいに破壊力満点のシーン。今回のMVP!
それにしても、手先、とがってますよ…。
ここからさらにアクティブになる浜千咲嬢。クラスのみんなにおはよーと挨拶したり、抜き打ちテストにブーイングしたり(IQ300設定)、うさぎの友達グループと一緒にお弁当食べたり、わざと赤点とってうさぎと掃除当番したり(つーか、うさぎと一緒に掃除するためってことはうさぎが赤点とることを確信してたのか、ひっでー話だな)。
さぁ、極めつけは今夜のパジャマパーティだ! なにそれ、なにパジャマパーティって!? そんな文化があるのか!? 塾のテストを気にしながらパーティへと向かう浜千咲嬢。こういう困った演技やらせたら浜千咲嬢のポテンシャルは限りが無い。困った演技といえば栗田梨子も相当なもんだけど、最近はオタスケガールの空回りと同調してなりを潜めている感。
そして室内カラオケ(Eカラか?)で歌い狂う沢井美優河辺千恵子。パーティ…? テストを気にしながらもマイクを渡される浜千咲嬢、ちゃんと歌えます! すっげーうまいんですけど。そりゃ河辺千恵子もびっくりだ、最初はにこにこしてるけどだんだん驚きが顔に出てます。そりゃ声はアフレコだろうけどさ。笑顔でうたっております。すんごいなー。
さぁ化粧だ! 少女のお泊り会といったら化粧だ! いや、よくは知らんが。マスカラ器用に塗る水野亜美。あれ、こういうの興味ない設定じゃ…ないのか。メガネも伊達メガネが判明したし。化け物化粧完成…のはずだけど、これはこれでかなりかわいいんですけど…。いくら元がよくても…なんてことを突き抜けた感すら漂う。そして、卒倒。
沢井美優の部屋で寝かされる浜千咲嬢。ごめんと謝る目には涙が浮かんでおります。あー、『本当の友達になれる本』見つかっちゃった! これは世紀末! すっげー立場ねぇよな。
孤独感に包まれる浜千咲マーキュリーは一人で妖魔退治だ! 
「逃げても無駄よ!」
このセリフで逃げられなくなった大きなお友達多数。
なぜかいきなり山中での戦闘。やたらと多いバク転にはもう慣れた。必殺技を潰され、片手で持てそうな木に足を挟まれ大ピンチの浜千咲嬢! 助けを呼ぼうにも「友達じゃない」発言を受けてどうすることもできない窮地、まぁ結局助けにくるんだけど。妖魔は瞬殺。
そして自らのアイデンティティを確保し、友情のあたたかみを全開に感じてハッピーエンドとなりました。結局ひとり屋上でサンドイッチをほおばる浜千咲嬢。孤独のシンボル、メガネをかけ忘れるほどに安らぎを得たのであった…。