実写版セーラームーンキャストについて考えてみる

スタッフは田崎竜太監督をはじめ仮面ライダー東映パワー全開で頼もしいのだけども、さてキャストはどうなんだ? という前評判で始まったご存知実写版「セーラームーン」だけども、そろそろ各キャラもたってきました。まぁメインキャラのキャストだけでも見ていきましょう。

セーラームーン月野うさぎ
沢井美優が演じる。近年まれにみるはまり役。けばけばしいセーラームーン(ミュージカル)が溢れていたのでこういった原作に極限に近いキャストは皆が望んでいたのではあるまいか。キャピキャピうるせぇくらいのムーンでこれだと原作どおりにゲーセンにたまってても不思議じゃない。むしろ実写版のカラオケボックスにたまるって設定だと尚更はまっている。演技もクソもない元気っ子役なので演技のポテンシャルは掴みづらいけど、問題なく役柄を楽しんでいる印象。このまま最後までいってもらいたいなぁ。沢井美優はアイドルとしてもそれなりに名前も売れてたから…にしても主役抜擢とは驚いた。
セーラーマーキュリー水野亜美
浜千咲嬢が演じる。原作はショートカットで当然のことこういった優等生メガネっ子には根強すぎてとんでもないファンが多い。浜千咲嬢はロングヘアーなのでマニアの反発必死か!? と危惧していたけど、どうやら杞憂に終わりそうだ。めがねを外すと可愛いというベタベタすぎる路線のど真ん中を行く好演技ぶり。そもそも演技体験は初でちゃんとした演技指導もうけてこなかったらしい。まさにぶっつけ本番でこれだけの演技を見せられちゃあな。メインキャストの中ではダントツのポテンシャルを秘めてるんじゃないか。
セーラーマーズ(火野レイ
北川景子が演じる。こちらもはまり役。なかなか原作もしくはアニメに沿ったキャストですばらしいですな、実写版。しっかりとした顔立ちなので演技もしやすそう。はじめはおいおいおいおいとブラウン管越しで心配してしまうほどきわどい演技だったけど回をこなすごとに順調に成長。ずっとモデルやってたんかな、と思ってたけど、どうやらセーラームーンの仕事と同時期にモデル業も始めたみたいで、修行の成果かすらっとお立ちになりますな、おねぇ。兵庫出身ってことは関西弁か。浜千咲が京都だからロケ中は関西モード…、なのか? 公式サイトがつい先週オープンしたんだけど、Q&Aのページでファンレターを持ってる写真があってちょっと考えた、なんか可愛い封筒ばっかり、つうことはお子様中心なのか。大きなお友達からのファンレターってどんなんやろう…。
セーラージュピター木野まこと
安座間美優が演じる。身長169cmですって、どうします、奥様。まー元気で強気ボーイッシュだって設定にはぴったり。しかし問題は演技。棒読みが…、さすがセブンティーンモデル1年近くやってるだけあって決めるところはキメるだけども、口を開くとちとやばい…。つうか必殺技コールが棒読みだとまずいだろ…。まぁ決め台詞と必殺技コールははじめの方に撮ったやつを使ってるからそらあれやけども、ちっとねぇ…、撮り直させてあげればいいのに。
セーラーヴィーナス愛野美奈子
小松彩夏が演じるんだけど、なんとこちらは岩手県在住。事務所が巨大なのでもちろん強力、お仕事も多くなております。「アイドル道」にもでてんですね。「踊る大捜査線 THE MOVIE 2」にも出演しとります。大活躍ですね! だけど恐らくこのドラマ一の大根っぷり。まだまだ出番もセリフも少ないからなぁ、まだまだこれからだ! …と応援してます。大丈夫かいな。
タキシード仮面・ネフライトジェダイトゾイサイトクンツァイト
それぞれイケメンが演じる。演技は総じて危ない。タキシード仮面の大根振りは必見。基本的にイケメンであるからセーフ。クンツァイトはまだ未登場。ゾイサイトはピアノフェチのキモい演技が早くも好評。
クイン・ベリル
杉本彩が演じる。下に挙げた「あや」とは180度違う個性派女優。ひとりだけ演技がすごすぎるために番組内で確実に浮いている。ここまで本気で演技されると観てる方も思わず正座が必須だし、こころなしか毎回接しているネフライトジェダイトの演技力も向上しているような。この番組の核。好きな言葉は「自由と快楽」。敵は無し。あ、京都出身なんだな、彩ねぇさん。