どうして言い換える?

どうも表意性に誇りを持ちすぎているようです。

 前回から結論を先送りした5つの言葉は提案を見送った。過去に「時空自在」と提案したユビキタスは検討を継続するものの、ほかの4語は言い換えを断念した。いったん検討対象に挙げながら断念したのは初めて。
 この4語は第2回中間報告で(1)「回線接続」と提案したオンライン(2)「情報集積体」としたデータベース(3)「公開討論会」などとしたフォーラム(4)「文化支援」としたメセナ。「かえって分かりにくくなった」などの批判が出ていた。
 メセナについては見送りの理由として、固有名詞として使われることが多く、関連団体が言い換えに抗議したことを挙げた。ほかの3語は「既に定着している」「適切な言い換えが見つからなかった」などとした。(共同通信

「既に定着している」というのも彼らの主観であるし、適切性も彼らの主観だと思われる(これは私の主観)。あほか。
イニシアチブは主導、発議 外来語33語の言い換え案」ヤフートピックス
んで、その国立国語研究所の「言い換え」公式サイトの中間発表のページ、
提案した語の一覧(第3回中間発表)
このURLがhttp://www.kokken.go.jp/public/gairaigo/Teian3_tyuukan/iikaego.htmlという有様。日本語にこだわりすぎてみっともないったらありゃしない。
このプロジェクトの概要が、

公共性の高い場で使われている外来語のなかにも,一般への定着が不十分で分かりにくいものがあります。そうした分かりにくい外来語について,分かりやすく言い換えるなどの工夫を提案し,言い換えを必要とする人々の参考に供することを目的としています。

とあり、あまりにあいまいな基準だらけ。大丈夫か?