文学フリマに行ってきた話

去る11月14日に文学フリマが行われた。2週間ぶりの秋葉原。例によって10時に開店しない書泉グループ。タワーの前で待ち合わせる。
会場入り口に70人ぐらいの行列、配られるパンフレット、白がきれい。お子様とお母様とスタッフのトリオ漫才が延々繰り広げられるのをすぐ後ろで観覧する。
開場してひととおりのブースを見てまわる。天井が低いだけでもコミケと大きく印象が変わるもんだ。15分ぐらいで見終わり、id:d-sakamataさんの『Re:Re:Re:』vol.2を購入。主研究分野の参考として『作家たちの夢束』vol.1を購入。そのほかにも都合10冊ぐらい購入。
www上でサイトを公開している場合と、リアル場でリアル客を相手にする場合の違いは、目の前を客が通り過ぎていく感覚だ。とくに初めて出店した人たちはどういう感触を得たんだろう。
気づいたのは、ぱっと見なにをやっているのかわからないブースが多かったこと。フリーマーケットという場として考えると、出品者と客のコミュニケーションがあたりまえなんだろうかなぁ。
いちいちパンフレットに首ったけになって会場を闊歩するわけじゃないんだから、せめて何系の本を売っているのかぐらいはブースを見ただけでわかるようにしてくれた方が、ものぐさ客にはありがたい。
あと外見って大事だなぁ、となんだかんだ言っても思ってしまうのは、デザイン、レイアウトのキレイな本はそれだけでも優れている文章も抱えているんじゃないかということだ。たぶんほとんどがDTPなんだろうけど、こなれているやつは本当にうっとりしてしまう。もちろん本文の優劣はそこに由来しないはずなんだけど。うっとり。