全員リレー
もし、はてなダイアラー全員にバトンをまわしたら。
id:ssanよりBook Batonが渡されました。グラウンドを何周も何周もするリレー。これを書くにあたって、ISBNコード検索のためにアマゾンのレビューを読む機会があった。抽象的で難しいこと書いてますね。
- 持っている本の冊数
不明。所持している本の目録を作ろうと画策したことはあったけれど、200冊ぐらいで断念した。数ぐらいはかぞえておけばよかった。
写真集ならだいたい240冊ぐらいはあるようにみえる。実家に置いている分や押入れに眠らせているのがどれぐらいあるかはわからない。こちらは近々整理しないといけない。同じ写真集を、意図せずして3冊もダブらせて買ってしまうのはもう避けたい。
- 今読みかけの本 or 読もうと思っている本
- 作者: 古井由吉
- 出版社/メーカー: 福武書店
- 発売日: 1989/05
- メディア: 単行本
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
電車に乗ることが少なくなったので、読書量は減った。通勤通学は都合のいい読書機会だった。とはいえ電車の中で揺られ到着駅を気にかける読書を避けたい本はある。そういう本。自分の読書態度の悪さも手伝って、運転の荒い線に乗ってしまうと、どこを読んでいるのかわからなくなってしまう。それを誘う本もあるのだろう。
帯に巨大な文字で、「私小説」を超えた、と書かれている。いま、書店でこの帯を見かけたらどう思うかなあ。初版が1989年5月、平成に入っての発売。
- 最後に買った本(既読、未読問わず)
- 作者: 冨樫義博
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/07/04
- メディア: コミック
- 購入: 6人 クリック: 42回
- この商品を含むブログ (273件) を見る
コンビニで見かけたので購入。シズクの下着姿がどう仕上げられているかだけに注目したが、ごてごてとしたブラジャーを着けさせられてしまっていた。
- 特別な思い入れのある本、心に残っている本5冊(まで) プラスワン
5冊で収まりきるか! 1冊だけ多めに書く。
- 作者: 武田泰淳
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2002/05/01
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 56回
- この商品を含むブログ (40件) を見る
「富士 (中公文庫)」と迷った末に、こちらをとった。かなりあっさりとした読み味が心地いい。強い本を読んだ後に、たとえば「富士」と「ひかりごけ」の間に、「十三妹」を挟み読む。
- 作者: 鶴田謙二
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1997/08/20
- メディア: コミック
- 購入: 8人 クリック: 47回
- この商品を含むブログ (61件) を見る
「Forget-me-not (1)」と迷いに迷って、こちらをとった。チャイナさんという圧倒的なネーミングと、露骨なツンデレ具合溢れるキャラ作りに軍配。
- 作者: 田中圭一
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2002/08/01
- メディア: コミック
- 購入: 18人 クリック: 314回
- この商品を含むブログ (139件) を見る
田中圭一のおこした奇跡。「訴えます!」の帯がステキすぎる。帯が併せて書影にのこるという稀有な例。
- 作者: 町田康
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/03/26
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 3回
- この商品を含むブログ (44件) を見る
「浄土」と迷い尽くして、こちらをとった。表題作「権現の踊り子」女の子精一杯のお世辞、くだらなさではない笑いをありがとう。笑いを超えたくだらなさならば田中啓文「蹴りたい田中 (ハヤカワ文庫 JA)」。
- 作者: 外山滋比古
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2002/06
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (4件) を見る
前田愛「近代読者の成立 (岩波現代文庫―文芸)」と併せて。外山滋比古の方が基本エッセイ調で読みやすい。愛ちゃんの方は資料をちゃんと紹介してくる実証的な論理展開。
- 作者: 内田百けん
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1990/11/16
- メディア: 文庫
- 購入: 8人 クリック: 79回
- この商品を含むブログ (34件) を見る
「東京日記 他六篇 (岩波文庫)」と迷いつつも、こちらをとった。とくに所収の「白子」が奇跡。漱石の「夢十夜」の方がいいという人が多いみたいだけど、私は断然に「冥途」をとる。単純明快な文章で作る軽妙な面白さと、しっかりと裏打ちしてくる文字フェチの怨念が共存しやがった。「御馳走帖 (中公文庫)」に収められている油揚げの文章も秀逸。
こんなのたった5冊で挙げきれるわけないじゃない。「本」のジャンルを定めてくるバトンの方がバツグンに書きやすい。でも、いろんな種類の本が雑多に挙げられるところに楽しみがあるのかもしれない。
- 次にまわす人5人まで
バトンをうまくまわせない