10代を乗り越える上戸彩

今日2005年9月14日で上戸彩が満20歳を迎えた。アイドルは20歳の誕生日を狙って写真集を出すのが恒例となっている。ほとんどが「10代最後の総決算」であるか「ハタチの新しいワタシ」を打ち出してくる。高橋愛も来年の今日、出してくれるかな。
もしかしたら、いま日本で最も「20歳」に価値を見出だしているのはアイドル界なのかもしれない。「成人」というメンタリティが希薄になった(と少なくともマスコミは言及したがる)あとに、「ハタチ」はまさに幻想としてアイドル界にのみ演出されていく。
その一大基点を写真集という形で結晶させるのも、アイドルにとって写真集というメディアがいかに主流であるかを表している。でもこれって比較的近年の風潮なのかな。


上戸彩の20歳記念写真集『上戸彩20歳写真集「Breath」』が本日発売。写真集自体は、上戸彩のバラエティに富んだ顔つき、ダイエットで絞ったとはいえ着衣でこそ強調される大ぶりの胸、あずみ以来魅力の筆頭となったフトモモ、など、アイドル上戸彩が文句なく発揮されている。ファンなら買ってメモリアルだけではない魅力が満開。
もし事前に「水着!」という期待を持たせられなければ、なかなかいい写真集だなと落ち着くことができただろう。宣伝文句をいかに読み、どれぐらい期待するか。


各紙は「上戸彩ハタチの誕生日」とともに記念事業である写真集発売について報じる。

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200509/gt2005091408.html
http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/p-et-tp0-050914-0005.html
上戸彩 20歳誕生日はじける水着を披露」 スポニチ
上戸彩「20歳になりました〜」」 デイリー
(スポーツ報知、ZAKZAKは関連記事無し)

本文中で「水着ショット」と宣伝しているデイリー。スポニチに至ってはタイトルで「はじける水着を披露」なんて喰いつかざるを得ない言葉を躍らせた。