工藤里紗ネクスト

工藤里紗が表紙巻頭で踊る「週刊ヤングサンデー」999号が本日発売。
驚くほどの可愛さを魅せてくれる工藤里紗のポテンシャルを感じるからこそ、非常にもったいない出来上がりになっていると思う。もちろん工藤里紗の可愛さはすばらしい! 今月発売のDVDと写真集は必買! 大期待。以下、これまでのグラビアと比べての記述、という言い訳をさせてください。とにかく可愛いんです。
表紙はいつものヤンサン風味、名前をカラフルにしてみたり文字をアイドルに細かくかぶせてくる。無造作に散らすミディアムヘアが定着しかけている工藤里紗、白目の白さに映える黒目の向け方とくちびるの厚さの魅せ方、そして苗字からなんとなく工藤亜耶として誤爆しそうだけれども、どこかだれかに似ているという印象は、工藤里紗のアイドル理想形ルックスのひとつの作用だろう。もちろん彼女の魅力は単なる「似ている」感を突き抜けてくる。似てることに価値があるわけじゃなくて、可愛さの要素が同系統ということなんだろう。


1ページ目が今回のグラビアを通して一番出来がいい。ヤンサンのグラビアは画質(紙質?)が荒い。だけど、うすくハレーションとして色彩を白めに飛ばしていることにより、その欠点を好結果、現実のまぶしさに目を薄めたような印象、に結び付けている。これをツヤのあるヤンジャンとかがやったらただ明るいだけのグラビアになっちゃうんだろう。くちびるもツヤのあるピンクで引っ張ってきたものが薄く明るさを与えられることによって、ぎとぎろとしたクドイ色としてではなく、強調できた。惜しいのはおそらく5ページ目と同じ赤いチューブトップがわずかに右脇にのぞいているところ。せっかく露出部だけが抑えられているのだから、もう少し夢を見させて欲しかった。


ふっくら仕上がってきた感のある今回の工藤里紗。最終カットでの「笑うと目が線」*1の笑顔も厚めになったかな。フライデー初登場あたりの鋭い手足の細さといいコントラストになる健康さが身についたということにしよう。
2,3ページは照明が生々しく当たってしまったために、プライベートフィルムっぽい仕上がり、それがアイドルなシチュエーションでのカットなものだから、安っぽさに結びついてしまった。
4ページ目のブルービキニにこれまでの工藤里紗らしさが最もあらわれている。小ぶりに見せかけてしっかりと質感のあるバストとローライズのビキニからのぞく骨盤と股下へのライン、つるっとしたウエストと下腹と手足の細さの対比によって太め感を回避、そして工藤里紗スマイル!
5ページ目はチューブトップをうまく用いた好例中の好例。チューブトップなんて水着じゃないやい! とことあるごとに思い口にしてしまうけれど、バストを集約させて魅せてくることにかけては最大の効果を発揮する。これはうつぶせになって胸を大きく見せたところを90度回転させて、「うつぶせ」トリックをぼやかしてきた。これで胸の強調は最高潮に達する。豊満豊満!
6,7ページはアンニュイさに濡れ要素を加えてきたのだろうけれど、表情もとくに7ページ目は半開きの口と鼻ほほ間のしわのバランスが悪くて、微妙。工藤里紗は手足の細さを活かすために長袖で隠すように見せるのは特別な狙いが無いともったいない。


これまでの工藤里紗グラビアに比べたら一枚落ちると思う。
それでも工藤里紗の凄まじいポテンシャルを味わうには十分! DVD・写真集には今年度最大の期待!

工藤里紗 Flower [DVD]

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工藤里紗 ファースト写真集 RISACCHI!

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所属事務所のはずのエキサイティング・トリガーの公式サイトにいつまでたっても名前が出ないのはなんでだろう。「http://www.japanmusic.jp/prof.html」、と。


巻末の小松彩夏の方がいいグラビアかも。いい意味のプレーンなエロさというポテンシャルを発揮するために照明は強め、顔にあまり陰影をつけない。これが大正解。ヒップ強調も重要だけど、4ページ目の左下カットがすばらしすぎる。グレーな肌色が見事な端正さに結びついた表情と、散らし広がる髪形によってからだの小ささ細さがさらに強調されている。バストを妨げることなくアピールしてきているし、大満足のカット。ゴージャスすぎる。


次号は1000号記念で、とはいえ妙な企画が目白押し。それよりも相武紗季の巻頭グラビアに期待しすぎてしまう。

*1:笑うと目が線 〜工藤里紗/ウェブリブログ」初出。テレビで見せる工藤里紗は詰まった時やコメントを振られた時のこの笑顔に最大の魅力があると思う。それはグラビアでもすばらしい長点だ。グラビアではテレビ違ってこの笑顔に「困った」要素がなく無邪気さへと性質を変えて魅せてきている点にも注目!